評価の明確な基準とは何か?


アテネ五輪の女子マラソン代表選考で高橋尚子選手が代表から漏れてしまいました。
前回のシドニー五輪の金メダリストでもあり、国民栄誉賞も授与されただけでなく「Qちゃん」の愛称で親しまれていた選手だけに、落選を残念がる人も多いでしょう。

マラソン選考は以前から毎回のように世間を騒がせています。その理由は選考基準が不明瞭ということです。
その点を踏まえて、今回は選考レースでの成績(タイム)を最優先に選考したようです。

しかし、果たしてこのこと(選考レースでのタイム最優先)が選手全員に明確に伝わっていたでしょうか。
過去の選考では多分に「実績」が重視されてきた経緯があります。高橋選手や小出監督がそのことをどこまで理解していたでしょうか。

これは一般の社会にも適応する話です。皆さんの社員の賞与などの評価はどうしているでしょうか。明確な評価基準はあるでしょうか。仮に基準はあったとしても、それを評価対象となる期間の前に説明しているでしょうか。

極端な話をしてしまえば、基準(ルール)は何でもいいのです。
サッカーが手を使えないからと文句を言う選手はいません。そういうルールを全員が納得しているからです。しかし、これが試合の途中で変更したり、試合後に「手を使っても良かったのに」と言われてもどうしようもありません。明確な基準つくりは勿論大事ですが、もっと大事なのは、現在どんなルールで進行しているかを明確にすることなのです。





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