IAUメールマガジン 2004年3月1日 発行

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■羨ましいだけではありません
■「新庄効果」の本当の意味
■2月23日は何の日?
■体の疲れはビタミンCを摂取して解消する
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■羨ましいだけではありません

最近、過去に行った発明に対する巨額の報酬を認める裁判が相次いでいます。
先日「味の素」に支払命令がおりたのは、人口甘味料の発明に対する対価として1億9
000万円。1月には発光ダイオードの発明に対して200億円という想像もできないよう
な金額の判例があったのも記憶に新しいでしょう。

これらは、社内で行われた発明に対して、企業側が相当な報酬を与えなかったことが
裁判になった一因でもありますが、その一方でいわゆる「知的財産」とか「知的所有
権」という概念が日本にも広まってきたことが大きな要因となっているようです。

今回のような巨額が対象となるのは特許に対してですが、知的所有権という分野でい
うと、商品名やロゴ、あるいはイメージキャラクター等もそうした対象に入ります。
普通の企業にはあまり関係ないように思えるかも知れませんが、無視していると知ら
ない間に被害者(加害者)になっていることがあるので注意が必要です。

つまり、ちょっとした思い付きで売り出した商品などのネーミングがどこかで商標登
録されていれば、それだけで損害賠償を求められることがあるのです。
また、せっかく売れ出した商品でも名称変更や販売中止にさせられる可能性もありま
す。

こうしたことに対応するには、ちょっとしたアイディアやネーミングも自分で登録し
てしまうとその心配はなくなります。
むしろ、逆に誰かがその権利を購入したいと申し出ることだってありうるのです。

昨年話題になったのが「阪神優勝」。
これがある人物によって事前に商標登録されていたから阪神タイガースが優勝したと
きでも、グッズに「阪神優勝」と入れて商品を売り出すことができませんでした。
高額の判例をみて「羨ましい」と考えるまえに、今目の前にある商品の名称を確認し
たり、思いついた商品名を登録しておくほうが、意外なところで身を助けることもあ
るのです。


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■「新庄効果」の本当の意味

2月も終わりになったころから春本番を思わせる陽気が続いています。
3月になればプロ野球もオープン戦が始まり、野球ファンには待ちに待った季節の到
来です。
このキャンプ中の最大の話題の一つが日本ハムに入団した新庄選手の動向です。

日本ハムといえば、これまでパリーグのなかでもひときわ地味なイメージの球団でし
たが、新庄選手の入団で連日スポーツ新聞の1面を飾る珍事が続いています。
2月に行われた阪神とのオープン戦では、村の人口の5倍もの25000人がつめかけたそ
うです。

勿論、プロ野球は「お客様」商売ですから、それだけのお客様を連日呼んでしまう新
庄選手の効果は絶大です。一説にはすでに元をとったという話まであります。
でも、本当の新庄効果は違うところにでているようです。

それは、キャンプでの他の選手にやる気があふれていたということです。
それはそうでしょう。昨年まで日本ハムの練習の観衆は多い日で300人。
それが今年は少ない日で7〜800人。2000人を超える日も少なくなかったようです。

選手だって人の子です。大勢に見られているときとそうでないときでは、身の入り方
が違います。
だから、ものすごく内容の濃い練習ができたということです。
これが本当の新庄効果です。

女性でもそうでしょう。タレントや女優がきれいなのは見られることが多いからだと
言います。
「人の視線を気にするな」とよく言いますが、人の視線を気にすることで効果がでる
こともあります。
「お客様からどう思われているかな」「どう見えているかな」ということを考えるだ
けでももしかしたら、「新庄効果」と同様の効果が生まれるかも知れません。


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■2月23日は何の日?

ちょっと過ぎてしまいましたが、皆さん2月23日が何の日かご存知ですか?
2.23だから「富士山(フジサン)の日」なんていう人がいるかもしれませんが、実は
「税理士記念日」でもあるのです。

昭和17年2月23日に税務代理を認める税務代理士法が制定されたのを記念して同日を
「税理士記念日」としているのです。

この2月〜3月は確定申告(皆さんもうお済みですか?)の時期でもあり、多くの企業
では決算の時期でもあります。皆さんにとっても税理士が一番身近に感じるときでも
あると思います。

確定申告が終了する3月15日までは少し皆さんにご迷惑をかけることがあるかも知れ
ませんが、それでもいつでも私たちは皆さんのパートナーとしてお役に立ちたいと考
えています。何かご相談がある場合は、気兼ねなくご相談ください。

勿論、決算や申告代理をするのが私たち税理士の第一義の役目ですが、それだけでは
なく、もっと皆さんの身近なパートナーになりたいと考えています。
「税理士記念日」があったから言うわけではありませんが、今後も末永くお付き合い
できれば幸いです。


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■体の疲れはビタミンCを摂取して解消する
[全身の疲れ]

知らぬ間に蓄積されたストレスや疲労は、週末に休んだくらいでは取り除けない。
とすれば、いかにして毎日の疲労をためないようにするかを考えたほうが賢い。

そもそも疲れのモトとなる乳酸は、イチゴやグレープフルーツに含まれるクエン酸で
分解され、さらにエネルギーに変わるので、できるだけビタミンCの豊富なフルーツ
を食生活に取り入れればよい。

ちなみに100グラム中イチゴは80ミリグラムの、グレープフルーツは36ミリグラムの
Cを含んでいるから、手軽においしく食べられて疲労回復もできる。